なかなかお目にかかれないマイナーメーカー。真面目な仕事ぶりに好感の持てる児島の和菓子店だ。 特殊紙に桃のプリント、そして紐がかけてある。かなり「和菓子」らしい、高級感漂う装い。だけど、こう全面に「桃」を描くと「白桃きびだんご」かと思っちゃうよ。白桃やマスカット味はヤバイのが多いし、売り上げ落ちる気がするよ、マジで。 中に入ってた説明文が笑える。 「当店は、最高級の材料を中心に品質にこだわり、兎の毛で突いた誤差も許さない技で真心こめたお菓子をお造りしております。ご賞味下さいます方の琴線にふれることができますれば幸いに存じます。」 なんちゅう古風な表現、なんちゅうオーバー!! メーカーの必死さは伝わるが・・・きびだんご食べて心の琴線を震わすのは難しそうだなぁ。 やわらかさ:やわらか 甘さ:そこそこ甘い 色:薄い灰色 香り:へぎの香り 内包装が和紙とへぎで高級感を醸し出してる?? ここのきびだんごはへぎで枠が作ってあるので、木の香りが餅に移ってる〜。 香料を使用してないから、とも言える。真面目な作りを感じます。 もち粉がけっこうまぶしてある。軽くはたいてから頂いたほうがよろしいでしょう。 味はそこそこ甘め。でもあっさりしてるかな。嫌味のない甘さで自然なカンジ。最後にほんの少しだけきびの苦味がたなびきます。 腰がなく、くにゅくにゅした食感。歯に軽くひっついてくる。 どこのメーカーもプレーンきびだんごは特徴のない物が多いんだけど、ここのは個性を感じます。食感と木の香りのせいかな?
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