岡山市中納言に廣榮堂と並んで店を構える広栄堂武田。観光客に「どっちが本物やねん」と突っ込まれることも多いらしい。 ちなみにどっちも経営者は武田さん。いろいろ大人の事情がありそう・・・。 ---------------------------------------------------- 「広栄堂武田と廣榮堂の謎」 「広栄堂武田」と「廣榮堂本店」は元々は同じ「広栄堂」という和菓子屋さん。 昭和三十年代前半に「廣榮堂本店」が新しい会社を起こして独立、先に会社組織(法人)となる。遅れて「広栄堂」も会社組織にするが、商法の関係で広栄堂が登記できず「広栄堂武田」を屋号に。 創業者は同じご先祖さま(きびだんごの父:武田半蔵)なので、両方とも「安政三年創業」という事にはなる。 が、明治年間に武田浅次郎(きびだんごを全国的に広めた人物)が特許庁に出願した登録商標は「広栄堂武田」が所有している。 ---------------------------------------------------- さてさて、このきびだんご。4種類の味が一度に楽しめるセット。パッケージはコミカルで、かなり漫画っぽい。包装紙には「サルが欲張って3個も食べたので犬の怒りを買い、犬猿の仲となった」と書かれている。ほんとかなぁ・・・。 中のパッケージは全て同じで、味ごとにシールが貼ってある。 [プレーン]------------------------- やわらかさ:もっちり、密度しっかり 甘さ:甘くない 色:黄灰色 香り:なし 味は薄く、甘みも薄い。粘りが少なくサクっとしており、歯にくっつかない。 [ゆず入り]--------------------------- やわらかさ:もちもち 甘さ:甘さひかえめ 色:少し黄色 香り:ほのかにゆず ぽんかん飴の味。オブラートの味までするような気が・・・。粉が多すぎか。 [きなこ]--------------------------- やわらかさ:もっちり 甘さ:甘い 色:きなこ色 香り:きなこの香り きなこ自身の甘みは少ないが、食べているうちにだんだん甘くなってくる。きなこがモソモソって感じ。 [抹茶]--------------------------- やわらかさ:むっちり 甘さ:甘い 色:抹茶色 香り:なぜかコンブっぽい香り 抹茶ときなこが混ぜてあるのか、粉が多い。生地にも抹茶が練りこんである。味は100円ショップに売ってる抹茶飴っぽい。山口のういろうにも近いかな。なんとなくコンブ味がするのは何故だろう?
|